私は、これまでに就労移行事業所の支援を受けて、就職を間近にひかえる方を100人以上見てきました。わずか1〜2週間ですが、その方たちと一緒に仕事もしました。
みなさん就職に向けて多くの努力をされていて、素晴らしい方々ばかりでした。

ただ、就職を間近にひかえる方々とお会いした際、ずっと違和感を感じていました。
この違和感とは、このまま就職すると、きっと「就職できたのは嬉しい。でも、もっと自分らしく生きたい。」といった想いをしてしまうのではないかといった心配です。

就労移行支援事業所に通われている多くの方は、多くの努力をしています。多くの努力をされて、やっとの思いで就職できた方に「就職できたのは嬉しい。でも、もっと自分らしく生きたい。」といった想いはさせたくない。「自分らしくがもっと当たり前」になるような社会にしたいという想いから、事業所をつくりました。